バードリサーチニュース
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寒冷な森林を中心に広く分布 ヒガラはユーラシア大陸に広く分布する種です。日本でも本土部や佐渡,対馬,屋久島などの本土近くの大きな島の森林に広く繁殖し,越冬期には平地部の林でも見られるようになります(図1)。 全国的に… 続きを読む
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ユーラシア大陸の中高緯度地域に広く分布 キクイタダキはユーラシア大陸の高緯度から中緯度の地域に広く分布する鳥です。日本では近畿地方以北で繁殖し,本州では標高の高い比較的寒冷な場所に生息しています。越冬期は全国に広く分布… 続きを読む
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近年,これまでは冬鳥だったジョウビタキが各地で繁殖するようになっています。北海道で繁殖するジョウビタキは「山の鳥」のようですが,本州で繁殖するジョウビタキは,人の近くで繁殖する鳥です。ポストの中や家の隙間などに営巣します… 続きを読む
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夏鳥のさえずりがにぎやかな季節になりました。夏鳥とは春から夏にかけて日本でヒナを育てる渡り鳥のことで、小鳥類では昆虫を主食にしている種が多く、日本で食物が少なくなる冬のあいだは主に温暖な東南アジア等で越冬しています 。こ… 続きを読む
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2022年度もバードリサーチ調査研究支援プロジェクトへのご協力をいただき、ありがとうございました。その投票結果をとりまとめましたので、ご報告いたします。 2022年度は15件の応募の中から選ばれた9件と、バードリサー… 続きを読む
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分布を拡げているキツツキ類 アオゲラは本州から屋久島にかけて分布する日本固有種です(図1)。屋久島と種子島に生息するのが亜種タネアオゲラ,九州と四国に生息するのが亜種カゴシマアオゲラ,本州に生息するのが亜種アオゲラと,… 続きを読む
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連載「日本の森の鳥の変化」スタート 2021年に3回目の調査が終了した全国鳥類繁殖分布調査,そして2022年度に第4期の調査が終了したモニタリングサイト1000調査。これらの調査で日本の森の鳥の状況がわかってきています… 続きを読む
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今月は2本の論文が掲載されました。コウライクイナの本州初記録の報告と,緯度経度に基づく越冬鳥類の分布位置の指標値についての論文です。 瀬川良晃 (2023) 秋田県能代市におけるコウライクイナの本州初記録.Bird Re… 続きを読む
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インターネット・バードソンは、全国のバードウォッチャーが一定期間内の観察を野鳥を野鳥記録データベース「フィールドノート」に登録して種数を競う競技です。 2023年1月1日~15日に開催した第8回大会には361名の方が参… 続きを読む
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今年の春は暖かですね。そのためツバメの初認も今のところ早いようです。 春の暖かさは森の鳥のさえずり時期にも影響します。2022年8月のニュースレターで書きましたが,夏鳥のさえずり時期の早遅は5月の気温の影響を受けている… 続きを読む