バードリサーチニュース

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     昨年は2021/22年に国内で越冬したトモエガモの数が15万羽を超えたいう記事を書きましたが、これは各地の飛来地の最大値から推定した数だったので、越冬期間中にトモエガモが移動していると重複してカウントしている可能性があ… 続きを読む

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     コブハクチョウは西はヨーロッパから東は朝鮮半島までユーラシア大陸に広く分布している種ですが、日本に生息するコブハクチョウのほとんどは飼育個体が野生化した外来種だと考えられています。春になると卵を産んでヒナを育てる姿を見… 続きを読む

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     日本の鳥の公式目録は日本鳥学会が定期的に改訂しています。その第8版は現時点では2024年9月発行の予定です。この発行に先立ち,2023年9月30日に,掲載種のリストが公開されました。645種(+人為導入種47種)が掲載… 続きを読む

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      シカの影響で減少  コルリは中国南部から東南アジアにかけて越冬し,日本には夏にやってきて繁殖する夏鳥です。ブナ林などの比較的寒冷な森林で繁殖するため,本集中部以南では標高の高い森林に生息しますが,北東北や北… 続きを読む

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    季節により分布を変える  アカハラは,東アジアに分布するツグミ類で,日本では,ブナ林などの寒冷な山地で繁殖し,東北地方北部と北海道では平地でも繁殖します。越冬期は東北地方南部以南の主に太平洋側の低標高の林で越冬し,繁殖期… 続きを読む

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    銀座の老舗デパート松屋銀座に設置させてもらった人工巣で子育てをするツバメのようすを動画撮影して、給餌行動を調べました。まずは動画をご覧ください。 動画1.セセリチョウのような虫を運んできた 動画2.ミツバチを運んできた … 続きを読む

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    今月はあらたに3本の論文がBird Research誌に掲載されましたので,紹介します。 三上 修 (2023) 鳥類繁殖分布調査の第2回(1997-2002)と第3回(2016-2021)の間に見られるスズメの減少.B… 続きを読む

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    一年中ほぼ同じ場所に生息  ゴジュウカラはユーラシア大陸に広く分布する鳥です。日本には,3亜種が生息し,本州に亜種ゴジュウカラが,北海道に亜種シロハラゴジュウカラが,九州に亜種キュウシュウゴジュウカラが生息します。亜種ゴ… 続きを読む

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     イワヒバリは、高山帯の岩場の岩の隙間などに営巣し、高山帯に滞在して繁殖する鳥です。バードリサーチでは、昨年の7月から目撃情報の収集をはじめ、登山記録サイトの写真の投稿をチェックして得られた目撃情報と合わせてこれまでに1… 続きを読む

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    寒冷な森林を中心に広く分布  ヒガラはユーラシア大陸に広く分布する種です。日本でも本土部や佐渡,対馬,屋久島などの本土近くの大きな島の森林に広く繁殖し,越冬期には平地部の林でも見られるようになります(図1)。  全国的に… 続きを読む