バードリサーチニュース

• 研究誌新着論文：日本におけるコクガンの個体数と分布
  2017.12.19全文公開

  　先週は伊豆沼に調査に行っていました。今年は伊豆沼でもハクガンが簡単に見られるようになったということで，ぼくも12羽の群れを見ることができました。茶色いマガンやヒシクイの群れの中にいる白いハクガン。浮き上がるように見えて… 続きを読む

  

• 人工照明が渡り鳥を迷わせている
  2017.12.15

  　今年の8月30日、宮城球場で行われた楽天×西武の試合中にアカエリヒレアシシギの群れが飛び回り、試合が中断したことがありました（こちらに動画があります）。アカエリヒレアシシギが球場の照明に引き寄せられた例は過去にもあって… 続きを読む

  

• 研究誌新着論文：ヒメアオキの種子散布者はヒヨドリ
  2017.12.07全文公開

  　「生態系サービス」の例として昆虫による受粉の話がよくあげられます。「昆虫がいなくなると，受粉ができなくなって，果物や野菜が実らなくなってしまうんですよ」なんて，人の生活に直接昆虫が関わっていることが伝わってわかりやすい… 続きを読む

  

• 研究誌新着論文：カラス類に荒らされないゴミ収集容器
  2017.11.30全文公開

    　カラスがゴミを散らかすことが各地で問題になっています。散らかすのが紙ゴミではなく，生ゴミなので，嫌がられるのはよくわかります。その対策について函館で検討した論文が，公開されました。 石川尭海・荒 奏美・三… 続きを読む

  

• 研究誌新着論文：カラスバトの島間移動行動
  2017.11.11全文公開

  　朝7時半，毎朝ぼくは家を出ます。ジョウビタキの声を聞いたり，サギが採食する姿を見たりしつつ，多摩川のサイクリングロードをしばらく走ってから出勤するので，バードリサーチ事務所につくのは8時すぎになりますが，その気になれば… 続きを読む

  

• 行政担当者向けにカワウ上級研修会を開催しました
  2017.10.27全文公開

  魚を食べて生きているカワウは、近年個体数が回復し分布を広げてきたため、漁業被害が訴えられるようになってしまいました。そのため、カワウによる被害を軽減させる取り組みが各地で行われています。バードリサーチでも、カワウと人間と… 続きを読む

  

• 研究誌新着論文：宮古諸島におけるカッコウ科鳥類2種の観察記録
  2017.10.19全文公開

  　北へと分布を拡大するリュウキュウサンショウクイ（全国鳥類繁殖分布調査ニュースレター8号），北海道で分布を拡大しているオオヨシキリ（2017年8月号）。鳥の世界では南から北への分布の拡大がトレンドです。そんな中，将来，日… 続きを読む

  

• 北海道美唄市でバードリサーチ大会を開きました
  2017.10.13全文公開

  毎年秋に開催しているバードリサーチ大会。今年はマガンの名所「宮島沼」がある美唄市で 9月30日に開催しました。参加者は約40名で、都市部で開催するときの大会ほど大勢ではありませんが、15名の皆さんから発表があり、いろんな… 続きを読む

  

• 林の鳥が多い東京と開けたところの鳥が多い水戸　土地利用の歴史が鳥類相を決める？
  2017.10.10

  　昨年からはじまった「全国鳥類繁殖分布調査」。1970年代と90年代に調査が行なわれた全国約2300のコースを調査し，全国の鳥の分布図を描こうとしています。ニュースレターでもご紹介しましたが，ここまでに得られた結果から，… 続きを読む

  

• 東京の島も法則に則っているか　東京都鳥類繁殖分布調査　中間報告
  2017.09.28

  　バードリサーチなどのＮＧＯは全国鳥類繁殖分布調査の一環として、2017年から東京都鳥類繁殖分布調査を実施しています．東京は世界有数の都市部や亜高山帯、伊豆諸島から亜熱帯地域の小笠原諸島など、面積は小さいながら様々な環境… 続きを読む