バードリサーチニュース
-
全文公開
2017年9月21日,オオタカが種の保存法の「国内希少野生動植物種」から解除されました。これまでの保護活動の成果として喜ばしいことですが,オオタカが開発圧の高い平地から低山にかけての樹林に生息し,そうした場所の保全活動… 続きを読む
-
全文公開
シマクイナはこれまで稀な冬鳥とされていた鳥ですが,プレイバック法という調査手法が確立して,関東で越冬していることが明らかにされ(高橋ほか 2018,福田ほか 2019),九州でも越冬していることが示唆されていました(北… 続きを読む
-
全文公開
バードリサーチにもたくさん協力依頼がくるのですが,AIをつかって鳴き声の自動認識をしようという試みが行なわれています。今回,掲載されたのは,サシバの声をAIで自動認識することができたという論文です。 前川侑子・田口華麗… 続きを読む
-
全文公開
タンチョウと言えば,釧路湿原など道東の鳥というイメージがあるのではないでしょうか?この地域への集中が保護上の問題点とされ,環境省などによる分散計画が進められています。そして2000年代に入ってから道北で,そして2010… 続きを読む
-
全文公開
もともと冬鳥だったジョウビタキですが,本州中部の山地や中国山地では,局所的ですが定常的に繁殖するようになっています。北海道でも繁殖していますが,東北地方はこれまで分布の空白地帯となっていました。ところが,今年,山形県蔵… 続きを読む
-
全文公開
気候変動が鳥の繁殖時期に与える影響ついては世界的に注目され,研究が行なわれています。バードリサーチでも季節前線ウォッチやICレコーダやライブ音配信を使ったさえずり時期の調査をしてきました。今回Bird Research… 続きを読む
-
全文公開
全国鳥類繁殖分布調査では,標高の高い寒冷な場所に分布する鳥が減っていることなどが見えてきています。では,温暖な場所に分布する鳥はどうなのでしょうか? こうしたことを解析していくためには,各種鳥類の分布域の気温について知… 続きを読む
-
全文公開
バードリサーチでは2004年の設立当初からカワウの調査と保護管理をしていますが,加藤や高木はそれ以前からカワウにかかわっています。たとえばカワウへのカラーリングの装着は1998年から行なっており,その成果が今回,論文に… 続きを読む
-
全文公開
北海道教育大学の三上研究室では,毎年学生さんたちが函館でカラス類の研究を続けています。昨年はハシブトガラスとハシボソガラスの利用環境の違いについての論文(廣部ほか 2021)を掲載しましたが,今回は,昨年の論文では,ち… 続きを読む
-
全文公開
ジョウビタキは冬鳥の代表種ですが,近年,日本でも繁殖するようになり,その分布は拡がっています(植田・植村 2021)。日本では人工構造物に営巣していることが明らかにされていますが(山路・林 2018),もともとジョウビタ… 続きを読む