バードリサーチニュース

種により違った今年のさえずり時期の早遅

バードリサーチニュース2015年10月:1 【活動報告】
著者:植田睦之

 年によって違う夏鳥の渡来時期やさえずりが活発になる時期。その年変化をモニタリングするために,バードリサーチでは,東大が中心に行なっているサイバーフォレストプロジェクトの森林のライブ音の聞き取りをしたり,各地のモニタリングサイトにICレコーダを設置して早朝のタイマー録音をしたりしています

全国から帰って来たICレコーダーたち

全国から帰って来たICレコーダーたち

 繁殖期が終わると各地のフィールドからICレコーダが送り返されてきます。コンピュータで自動的に何が鳴いていたのか解析できたら良いのですが,残念ながら人の耳で聞きとらなくてはなりません。今朝もせっせと耳で聞き取っていました。
 まだ,いくつかの調査地の聞き取りが完了していませんが,これまでの結果から,今年は全国的に夏鳥の飛来やさえずりの活発な時期が早かったことがわかってきました。しかし長野の志賀高原では,キビタキなど早い時期に渡ってくる鳥は他地域同様に早くからさえずっていたのですが,カッコウやメボソムシクイのような遅い時期に渡ってくる鳥は例年よりもさえずるのが遅かったこともわかりました。

 

この記事は有料会員限定です。ログインすると続きをお読みいただけます。

入会・会員区分の変更