バードリサーチニュース

伊豆諸島のスズメ目の昔と今

【活動報告】
著者:佐藤望・加藤貴大

図1 調査地地図。本土に最も近い伊豆大島からおよそ250km離れた青ヶ島まで調査を実施しました。

 2017年から実施している東京都鳥類繁殖分布調査の島嶼部調査。2年目の今年も天候に恵まれ、8島で調査を実施しました。この2年間で現地調査やアンケート調査に参加して頂いた方は総勢60名になりました。中には北硫黄島や南硫黄島をめぐるクルーズに参加された方からの情報もありました。ご協力頂き、ありがとうございました。
 この結果、329の3次メッシュ(1km×1kmの区画)のデータが集まり、観察種は92種となりました。ラインセンサスでカウントした鳥の総個体数は19,579羽、ラインセンサスの総調査時間は234時間10分となりました。
 これらの調査結果を元に、現在、分析を進めていて、少しづつ東京の島嶼の鳥類相が明らかになってきました。今回は1970年代に行われた伊豆諸島10島で鳥類の繁殖分布調査(樋口1973)のデータと比較して、伊豆諸島10島(図1)で繁殖している可能性のあるスズメ目について見ていきます。

 

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今回はスズメ目に焦点を当ててみました。猛禽類などラインセンサスで見落とす可能性がある分類群は引き続き、情報収集を行います。伊豆諸島に行かれる際は是非、観察記録をご提供ください。